
FX基礎編、及び両建て戦略についてのレポート
FX基礎編及び両建て戦略についてのレポート
はじめに・・・
このレポートをご覧になって、分からない点や疑問点などがありましたら、ぜひご遠慮なく、Zoomでのミーティングまたはお電話いただければ、営業時間内であればしっかり対応させていただきます。
またこのレポートに書いてある内容は私の個人的な見解も多く含まれていますので、お読みになる方の中には考え方が違う方もいるかもしれません。あくまでも私の考え方であり、私は長年トレードの世界にいてもなお、自分の手法が全てだと考えるほどトレードの世界を知っているとは思っていません。ぜひその点もふまえて参考にしていただければと思います。
トレード、特にレバレッジを聞かせたFXトレードには実に様々な手法があります。スキャル、デイトレ、スゥイング、長期的なトレードなど、またポジションの入れ方でも、順張り、逆張りなど様々な分類ができます。このレポートでは、私が20年以上株式トレードで実践し、年間を通じて過去に一度も負けたことのない「両建取引」をFXに応用した手法をご紹介したいと思います。その前にいくつかのお話をさせていただきます。
<なぜFXなのか>
まず最初に、株式トレードが専門の私が、高レバレッジFXトレードに注目したのは以下の理由からです。
両建ての株式トレードでは、ある程度大きな運用資金が必要ですし、また大きな資金を動かすメンタルも必要です。しかし、長年多くの、いわゆる初心者の方たちにトレードをお教えしてきた中で、少なくとも最初からこの資金力とメンタルを持っている人は、やはりかなり少数派であることが分かっているからです。
FX、それも国内の業者で行う低レバレッジではなく、海外業者を使った高レバレッジのFXであれば、小額でスタートできるので、資金力がないあるいは資金力があってもお金を動かすことに慣れていない初心者の方でも、メンタルを形成しながら上達できます。
<「勝つ」ことについての考察>
一時的に利益を上げた、あるいは上げている人は数えきれないほど大勢存在します。しかしそれらのほとんどの人が、気が付いたころにはマーケットから退場します。金融機関はなぜ利益を上げ続けていられるのでしょうか?
ご存じの通り、金融機関は顧客から集めたお金を運用して利益を上げています。顧客から集めたお金は「利益」ではありません。運用益がなければ利益を出すことはできないのです。その前提で考えたとき、一時的な利益を出して「一喜一憂」している多くの個人トレーダーと、長期的に利益を出し続けるプロの差は歴然としています。
プロは「一喜一憂」するのではなく、恒常的に利益を出し続けているからこそ、プロと呼ばれているのです。
ここで便宜上「プロ」という言葉を使いましたが、このレポートをご覧の皆さん全員が「プロ」になる必要はありません。しかし、トレードで成功するには、毎月数千円の利益であろうが数百万円の利益であろうが、利益を出し続けられる人になる必要があるということを理解してください。
この話をすると「いやいや自分はトレードで利益を出し続けるなんてことが目的ではなく、とにかく短期的にでもお金が儲かればいいんだ」というイメージを持つ方もいるかもしれません。そういう方は、宝くじを買う感覚で株やFXに取り組むのでしょう。しかし実はそれが最も危険であり、多くの人が陥る落とし穴です。
株やFXで、実力ではなくたまたま利益が出てしまった人は、その快感が忘れられずにまたマーケットに戻ってきます。そして確実に前回得た利益以上のお金をマーケットに置いていきます。もし、たまたま短期的にお金が儲かった後、そのまま一生マーケットに戻ってこないのなら問題ありません。しかし元々そういう強いメンタルを持っている人というのは、極めて少数派なのです。
結局トレードは、練習しなければ結果を出し続けることはできません。そのためには残念ながら、最低限の勉強と練習は必要なのです。
ここで「最低限」と言っているのは、野球に例えるなら、全員がプロ野球選手になる必要はありません。草野球で打率3割ヒットを打つことが目的の人もいるでしょう。本業としてプロのトレーダーになるか、副業として毎月お小遣いが稼げるようになるか、一人一人の資金力や利益目標に応じた練習をしてください、という意味です。このレポートがきっかけになってくれれば幸いです。
<欲と焦りについての考察>
メンタルについて少しだけ解説させてください。トレードの世界では、メンタルが行動に直結します。トレードで負ける理由ははっきり言って「欲」と「焦り」この2つです。
勝っている時、あるいは含み益が出ているとき、
「今(今日・今月)もっと利益を出したい」
負けている時、あるいは含み損を抱えているとき
「早く取り返さなくちゃ、早く損切しないともっとマイナスが拡大しちゃうよ」
メンタルがトレードに具体的にどう影響してくるかについては、この後の具体的なトレードについての考察の中でも触れますので、ここでは「欲」と「焦り」の2つの心理状態があるという点だけ確認しておいてください。
<順張り逆張りについての考察>
多くの人が行う順張りは、感情的には採用しやすいポジションの建て方です。しかし私は常に「感情より数字」とお話しています。どういうことか説明します。